2005年05月14日

Q&Aの練習

QA100英語教室をされているChizuruさんより、以前英語の教材を教えていただいたことがあります。その中から問答練習は、こんな風にするといいな、というのを考えてみましたので、ぜひとも皆さまよりご意見、アドバイスいただけますと嬉しく思います。

上にもご紹介させていただきましたChizuruさんが発行されているメルマガ『楽しい親子英語遊び!』を愛読しています。
親と子どもが楽しく遊べる歌やゲームを紹介してくださってとても充実・満足のメルマガです。

それだけでもありがたい内容ですのに、ご自身で教えてらっしゃる体験を通したアドバイスなども掲載してくださっていて、ゆくゆく子どもに英語を教えることをしたいと考えている私は、いつも勉強させていただいております。

さて、昨日発行してくださったメルマガの中に、ためになるお話がありました。

ある塾のお教室で、先生が英語で言ったカードと同じカードを、カルタのように生徒で取り合って数を競う、というゲームをしているというお話でした。

これについてChizuruさんは次のようにおっしゃられています。「英語教室でのゲームの本来の目的は楽しくたくさん発話させることなので、このようにスピードを競って取り合うことより、上手に言えた、沢山言えたことを評価の対象とすべき」と。

まったくおっしゃる通りだと思います。

もうひとつ、興味深かったのは、「こういう遊びでも必ずQ&Aの形でおこない、単語でなく、文で覚えさせるようにすることです」という一文です。

これは私自身、実感するところです。中学、高校と単語そのものの暗記にやたらと時間をかけました。でも、すぐに忘れました(笑)。文で覚えていないからです。

もちろん、単語さえ覚えていれば通じることもあると思います。時にはボディーランゲージもいいと思います。でも、会話は言葉のキャッチボールですから、単に単語を発するだけでなく、ちゃんと文でやり取りできるようにしたいものです。これは日本語も英語も同じことだと思うのです。

「娘と一緒に英語の勉強をしたいので何か良い教材はありませんか?」と、Chizuruさんにお伺いしたときに、教えていただいた教材「QA-100」(「QA-200」「QA-300」と続く)という小さな冊子があります。簡単なQ(Question)とA(Answer)が載ってるだけの本当にシンプルなテキストです。

例えば・・・

*****************

Q: What time do you get up on Sundays?

A: I get up at 9 o'clock on Sundays.


*****************

「日曜日には、何時に起きるの?」と質問されたら、「日曜日には9時に起きるよ」と答えるのです。テキストは見ません。目を見て質問して、目を見て答えるのです。これがすらすら言えるようになるまで練習します。短い文ですからすぐに出来るようになります。

このような短いQ&Aをたくさんこなします。

このときに、「at 9 o'clock」と答えるだけでも通じますが、ぶっきらぼうです。中途半端な答え方でなく、フルセンテンスで答えるのが良いと思います。

答えるのも1センテンスでなく、簡単な文で十分ですので2センテンスで答える癖をつけると、会話が広がっていきます。


例えば・・・

*****************

Q: What time do you get up on Sundays?

A: I get up at 7 o'clock on Sundays. I practice baseball every weekend.


*****************

「何時に起きるの?」「7時に起きるよ」、これだけだったら、「あ、そう」で会話はおしまいです。でも、「週末は野球をやってるんだよ」って続ければ、「あ、そうなの?野球は楽しい?」とか「日曜なのに早起きだね」というように、言葉と気持ちのキャッチボールが出来て楽しいですよね。

シンプルな故にいろいろ応用できる、とても良い教材です。Chizuruさん、感謝いたします、本当にありがとうございました。


★ここで皆さまよりアドバイスをいただけますと、とても嬉しいです。★

Q1: このように、Q&A式で、シンプルな問答練習をすることは、子どもたちの会話力に役立つと思われますか?

Q2: 答え方もひとつだけでなく、状況によりいろいろ考えられます。それをいくつか用意しておくことで、答える子どもたちにとって助けになると思われますか?

Q3: 問答練習の反復をすることで、役に立った(役に立つ)勉強法がありましたら、ぜひ教えていただけますか?


その他、どんな小さなことでも結構ですので、ご意見、アドバイスなどいただけますととてもありがたいです。ぜひとも皆さまのご意見をお待ち申し上げております。よろしくお願いいたします。


★ 日本語で会話をするときも、英語で会話をするときも、笑顔でキャッチボールをしたいよね!
   
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いつもお読みくださいまして、本当にありがとうございます!毎日一生懸命書いています!
hami_kigyo at 06:15│Comments(11)TrackBack(0)■気づき 

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この記事へのコメント

1. Posted by Chizuru   2005年05月14日 10:00
Hamiさん
QA100を取り上げてくださってありがとうございます。
といっても私の本じゃないけれど。
おっしゃるように大変便利で、いろいろな使い方ができます。
私のところでは幼児からこれでQAの練習をします。毎週10分ぐらい。
それも小さい子でもフルセンテンスで答えさせています。
子供恐るべし!です。大人が考えるような短いから簡単。長いから難しいの意識はありません。すごいです。
毎回10分の目的は何の説明なしに英語の規則を子供たち自らが体得するため。それがいわゆる文法なのです。文法を習わなくてもDoで聞かれたらDoで答える。CanならCanと言うルールがわかり、それを条件反射ですばやく答えられればいいのです。ようは、相手の質問をよく聞くこと。それがHamiさんのおっしゃる会話のキャッチボールです。
2. Posted by Chizuru   2005年05月14日 10:13
この練習後、あるネイティブの先生が言ったことが私がこの方法がいいことの確信となりました。「答えは質問の中にあるんだよ。」そうですよね。だから相手のことを聞くことが基本なのですね。この練習は英語の百ます計算、基礎です。応用は他の方法で別にやれば言いと思います。
この基礎体力さえあればハリー・ポッターの英語の出演者にもファンレターが書けます。私は●●です。●歳です。●●に住んでいますなど。自分たちが普段行っていることでコミュニケートできると自信がつきます。去年3〜6年生までの子が手紙を書いて一人を除いて返事をもらいました。
私は中学では問答練習をほとんどやりませんでした。(今でさえ)ですから相手の話も聞かずに、自分の答えを考えると言う悪癖があるのだと思います。(私だけ?)とにかくこの10分もコインをあげたり、ドルを集めたりと、ゲーム感覚でやると子供は飽きずに熱くなります。長くてごめんね。
3. Posted by サクラ   2005年05月14日 19:53
お疲れさま!セミナーいかがでしたか?あとで教えてくださいね!
英語のQ&A、むちゃくちゃ役に立ちますよ!
こちらの英語のお教室でもHamiさんが書かれていたように、短い分で話しています。疑問詞を使った文って、沢山あるからいろいろ使って簡単なものでも十分ためになると思いますよ。
What、Who、How、Can〜 Q&Aにはもってこいだと思います!
前にお教室でやったゲームは、まずAから始まる単語を言います、言えたら次の子はBから始まる単語、でCDEFと順番に進んでいきます、答えられないと座ります、で次の子が答えられなかったアルファベットの単語を答えるんです、で、最後まで残った子がチャンピオン!みたいな。 楽しく学べるのが一番!ですよね!
こちらこそ有難う御座いました。
皆様との会話の中で、言葉を発しながらも気付きがありました。

フランク・ベドガーの書籍の件、これは古典的名著であり、
ビジネスに携わる方には必読書です。

未だ記事紹介では取り上げていませんが、せっかくですから、
近日中に私なりに紹介してみますね。
5. Posted by natu   2005年05月14日 22:01
こんばんは☆

natu事、五十嵐です。

早速遊びに来ました。

帰宅後、主婦の仕事を済ませ、

自分のブログを更新させたところです。

息抜きに、sora☆ブログhttp://blogs.dion.ne.jp/natu/
も遊びに来てください。

また、次回のセミナーにお会いできることを、楽しみにしています。

                            五十嵐 


例の件、アップしました。(爆)
7. Posted by たたみ屋つよし   2005年05月15日 07:21
おはよ!とても楽しく役立つ試みですね!chizuruさんのおっしゃるA〜順番に、DoならDoで返すルールへの気づきにはあっ!ナルホド!と思いました。ある時に急に自分の中で気付くよりも自然に自分で気付く事に成り易いと思います。私にも良いヒントになりました。アリガトウです。上達したら個々の簡単な対話を録音して、後日、誰だか当てるような遊びはいかがかしらん? 素人考えですが、楽しく聴ける雰囲気の中なら自分、皆のしゃべり方の癖が聴いていたら分かるような気がしました。答え合わせした後、も一度聴いた後で皆が拍手!してくれると私なら嬉しいかな^^
8. Posted by Hami   2005年05月15日 09:27
◆Chizuruさん、

>QA100を取り上げてくださってありがとうございます。といっても私の本じゃないけれど。

Chizuruさんが本を書かれた際には、一番で紹介させてくださいね!(←マジですよ!!)

>この練習は英語の百ます計算、基礎です。応用は他の方法で別にやれば言いと思います。

おっしゃる通り!Chizuruさんの考えに100パーセント共感です!基礎なくして、応用はないと思います。私は何事にも「Simple is best.」「基本に忠実に」を貫くつもりです。

いつもためになるお話、本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!
9. Posted by Hami   2005年05月15日 09:31
◆サクラさん、

>What、Who、How、Can〜 Q&Aにはもってこいだと思います!

これ、実感しますよ。文の初めを集中して聴く訓練にもなります。TOEICでもそうなのですよ。文頭を聞き逃したら回答できないのです。集中力も養われますね、一石二鳥かも!

◆普通のサラリーマンがこうして4億円企業を創った さん、

>フランク・ベドガーの書籍の件、これは古典的名著であり、ビジネスに携わる方には必読書です。

>例の件、アップしました。(爆)

すばやい行動に敬服です!早速と言いたいところですが、週明けに私も記事にし、トラバさせていただきますね!いつも本当にありがとうございます!
10. Posted by Hami   2005年05月15日 09:35
◆natuさん、

昨日のセミナーでは大変お世話になりました。natuさんのお話でいつも雰囲気を和ませてくださってありがとうございます(←ホントですよ!^^)

>帰宅後、主婦の仕事を済ませ、

ところで、「主婦」だったのですかー???(驚)メチャ若くて可愛いので、「新卒」の方かと思っていました(汗)。丸山先生もお目が高いな、って・・・。また2週間後お世話になります、natuさんのブログへもちょこちょこお邪魔させていただきますね。これからもよろしくお願いいたします!
11. Posted by Hami   2005年05月15日 09:36
◆たたみ屋つよしさん、

>楽しく聴ける雰囲気の中なら自分、皆のしゃべり方の癖が聴いていたら分かるような気がしました。

いつも楽しいアドバイスをありがとうございます!つよしさんのコメントからは、本当にいろいろとヒントをいただけますよ。これからもビシビシくださいね、よろしくお願いしますね!

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