2009年12月31日

春山一兵さんにお会いした日5

シベリア発 伜の遺言√9
シベリア発 伜の遺言√9
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抜けるような青空でした。

『シベリア発 伜の遺言√9』の著者の、春山一兵さんに初めてお目にかかったのは、1年前のクリスマスでした。

英語学習者の自主活動「アウトプットの会」SLS(Saturday Lunch Storm)を立ち上げてくれた、友人のお父様です。

入院中の友人に、どうしても見てもらいたいものがあったんです。

それは、友人が入院直前まで手がけていた、キング牧師の「I have a dream」のレシテーション活動で、参加の仲間達の英語スピーチを撮影したDVDでした。

幻覚症状が出て、「あちこち指しながらいろいろ言うようになっている」と聞き、「仲間達のスピーチを見たら、元気になってくれるかもしれない!」と閃いたのです。

ご迷惑なのはよくわかっていました。でも、友人にそれを見せてもらいたくて、お会いするどころかお話させていただいたこともなかったお父様に、それを届けに伺ったのです。

トレーニング仲間のHさんから、お父様は84歳と伺っていました。

でもでもどうして、メチャメチャお若い!?

とってもとってもお元気で、背筋はピンとしてらっしゃる、声も大きくて張りがあって…

そして、アポなしで出向いて「今、新○○の駅におります!」なんて電話をしてしまうような、失礼極まりない私のために、お忙しい中駅まで出て来てくださり、ニコニコ笑顔で挨拶してくださったのです。

その時、一瞬思ったのです。実は友人の容態は、悪くなってなんかいないのでは?・・・って。

なぜなら、明るく元気なお父様のお顔から、毎日何時間もかけて病院を往復し、容態が悪い友人を見舞われてる様子なんて、とても想像できなかったのです。

でも今思えば、そんなはずはなかったんです。お父様はかなり参ってらっしゃったはずなんです。なぜなら、友人が逝ったのはその2日後…。

精神的にも肉体的にも、キツく辛かったと思われるそのような中、疲れている様子、悲しそうな様子など、これっぽっちも伺わせることなく、それどころかお父様の全身から、夢と希望を与えてくれる余裕が溢れていました。

「本を出版する!」というお父様の夢を伺ったのはその時です。

そしてお父様は、小さなメモ帳を見せてくださいました。そこには友人が書かれたと思われるたくさんの言葉と、「√9」の文字がありました。

そしてそのすぐにそばに「大史(友人の名前)、モーローとしながら」と、お父様の文字を見つけ、思わず涙ぐんでしまいました。

出版社へはこれからアプローチされると言われてました。84歳のお父様が原稿を持って、これから出版社を回られるのだ…

そして、今年3月23日、お父様の85回目のお誕生日に出版社と契約を交わされ、友人のお誕生日10月14日に「ルート9」の本が書店に並ぶとご連絡をいただいた時は、「いつかは…と思ってはいたけれど、こんなに早く…」と驚きました。

自分は、友人が逝ってから3ヶ月近く、メソメソして英語トレーニングもままならず、でもその間お父様は、原稿の最終章を書き、原稿を持って出版社を回られていたのです。

「前へ、前へ…」

このお話を伺った時、お父様は葬儀の時のお言葉通り、本当に友人と一緒に強く生きてらっしゃるんだ!と思いました。

お父様の夢が実現し、10月14日に本当に「シベリア発 伜の遺言√9」が出版されました。

「一人でも多くの皆さんに、本のことを知ってもらいたい!」という、お父様と友人の想いを、しっかりと受け止めさせていただきました。

「シベリア発 伜の遺言√9」応援ブログです。
http://blog.livedoor.jp/root_nine/

「シベリア発 伜の遺言√9」を読まれた皆さん、ぜひとも応援ブログに、感想、春山一兵さんへのメッセージなどを書き込んでいただけますと嬉しいです。

※ 11月27日に「BS11 ベストセラーBOOK TV」の対談に出演されました。85歳とは思えない、若々しい春山一兵さんの対談動画はこちら!
(11月27放映のところまで、スクロール!)
   ↓
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/event/book/t/bungei/booktv.html


hami_kigyo at 01:12|この記事のURL

2009年12月25日

『シベリア発 伜の遺言√9』(春山一兵・著)5

シベリア発 伜の遺言√9
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まっ白な雪を溶かすように、心を溶かしてくれた友人がいました。

 「友人の熱い想い」に心動かされ、白いキャンバスに絵を描くように、同志として共に、英語学習者の自主活動「アウトプットの会」SLS(Saturday Lunch Storm)を立ち上げたのは、2008年2月2日。

友人が語ってくれた夢は「英語と親睦」。友人の夢に乗っかりました。

毎週土曜日、赤坂見附で場所を借り会を開催。大勢の仲間に支えられ、励まされながら、ただ今90回、来年100回目指して継続中!

 友人は中学校の英語の先生でした。教師人生28年、大きな夢に向かって黙々一筋まっしぐら。情熱の総べてを英語教育に捧げ、入院わずか45日、昨年末、友人は燃え尽きました。

その2日前のクリスマス、12月25日。友人のお父様に初めてお目にかかりました。大正13年3月23日生まれ、元気いっぱいの84歳!(現在85歳)

この時に友人の病名を知り、お父様の「物書き」の夢のお話を伺ったのです。そしてついに、お父様の夢が実現!! 『シベリア発 伜の遺言 √9』が出版されました。

 「お父様のシベリア抑留生活」「友人の闘病生活と英語教育への想い」「親子の絆、夫婦の絆」、すべてに心があります。

 「100万部売れること間違いなし!」 入院中、お父様に投げかけた友人の言葉。春山一兵さんこと倉内清隆さんと、英語人生を駆け抜けた友人の「100万部の夢!」に乗っかりました。

大切な友人の皆様、お世話になっている皆様に、ぜひお手にとっていただき、ページをめくっていただきたいと思いました。

友人とお父様の情熱を、少しでも皆様にお伝えできましたら、これ以上の喜びはありません。

最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。

『シベリア発 伜の遺言 √9』応援ブログ
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hami_kigyo at 21:55|この記事のURL

2009年12月14日

もうすぐ100回!

久しぶりの記事です!

英語トレーニングの仲間達と、毎週土曜の午後に英語の「アウトプットの会」を継続中です。

新しいことを始めたら、とにかく「100」。ただ今、90回、もうすぐ「100回」です。

去年は、楽しかったこと、辛かったこと、怒涛の1年でした。また改めてご報告させていただきたいと思います。


hami_kigyo at 00:28|この記事のURL

2008年08月07日

永遠のテーマ

自分の夢は「英語と親睦」と言う人がいて、それを聞いた時「英語」と「親睦」ってどうやって繋がるんだろう?って思ったのだけれど・・・。

英語力は、ひとりで黙々とつけるものだと思っていた。

英語を仲間と共に学び、仲間と共に伸びていくということを、日々体感していると、「あー、これが、英語と親睦なのか・・・」と感じるわけで。

人との信頼関係、そしてコミュニケーション。英語を学びながら、永遠のテーマを追い続けている今日この頃であります。
hami_kigyo at 22:02|この記事のURL2008年雑記 

2008年03月12日

いつも笑顔で!

「いつも笑顔で気持ちを伝え続ければ、土壇場で必ず奇跡が起こる!」

最近、こういう嬉しい場面に出会っています。

もちろん、うまく伝わる時ばかりじゃない。でも、うまく伝わらないもどかしい思いをした経験があるからこそ、気持ちが伝わった時の喜びは、とても言葉では言い表せない。

人にどう見られるかを気にして生きていくことほど、つまらないことはないと思う。

失敗の数だけ喜びがある・・・じゃなくて、失敗の数以上の喜びがあるよね。

もう春だ!新しいことを始めると、きっといいことがあるに違いない。


hami_kigyo at 11:51|この記事のURL2008年雑記